【LAN】HUB無しで100m以上イーサネット通信させる【同軸・メタル】
こんにちはChuckyです。
今日はできるだけ安く長距離LAN環境を整備したい際に、いつも頭の片隅においている手法について記載します。
【いきなりまとめ】
・LANケーブルを使ったイーサネットは100m以上離れては使えない
・光ケーブルを敷設するのは高すぎる
・同軸線やメタルを使った方法について紹介
【くわしく】
自分が新人のころ、ネットワークはほとんど勉強しておらず、「HUBとPCをLANケーブルでつなげば通信できるもの」程度にしか考えていませんでした。
その後、構内電気工事も含めた提案をする機会を与えてもらい、200m程度の距離に
LANケーブルを敷設する構成図を描いてしまい、上長にシバかれたことを覚えております。
それから勉強いたしまして、最近では以下のようなものを適宜選択します。
それぞれの特徴としては、
①電源不要のLANリピータ
・100m地点に電源不要のLANリピータを入れることで、
更に100m通信距離を延長することができます。
・末端側の機器が10W未満の機器ならPoE給電もできます。
②電話線の活用
・既存で電話線の予備がある場合に使いやすい。
・新設するにしても、ケーブル単価が安い。
・とりあえず距離は稼げるがvDSL規格のため、離れすぎると
遅くなるため、帯域設計は必須。
③同軸線の活用
・昔の防犯カメラのシステム更新などで使いやすい。
・PoE給電もできるため色々使い勝手がよい。
私は使えるものは何でも流用してしまえというスタイルですので、
②や③はよく使います。
ただし、距離と通信速度が反比例することは注意が必要なため、
幹線には将来のことも考慮してGIやCat5eを使うことが多いですね。